本日発売「Missラブ探偵/W(ダブルユー)」!
ご存じのようにこの新曲はつんく♂プロデュースではありません。
では今後もつんく♂プロデュースではない方が良いのか?
個人的には「No!」です。
「あぁ いいな!」「ロボキッス」「愛の意味を教えて!」「18〜My Happy Birthday comes!〜」などつんく♂氏は数々の名曲を我々に提供してくれました。そしてこれらの名曲はW(ダブルユー)のコトを良く知っているつんく♂氏だからこそ創れた楽曲だと思います。
なのでつんく♂プロデュースを離れたコトを歓迎するコトは、過去の楽曲に対する飽きといった否定的解釈にもなりかねない気がします。オレは基本的につんく♂プロデュースの作品は好きです。
今回外注によって製作された「Missラブ探偵」は確かにイイ曲で好きなんですが、はたして今回の製作陣でなければ創れなかった曲か?という疑念が沸いた時に出た答えは素直に「Yes」ではありませんでした。
今回の曲が大人っぽいW(ダブルユー)で新鮮だなんて思うのはお茶の間の方々だけで、ファンにとってはそこまで新鮮ではないですよね。「SEXY SNOW」「デコボコセブンティーン」など大人っぽいナンバーはつんく♂プロデュースでも過去にもありますしね。
Missラブ探偵」は美勇伝の「曖昧ミーMIND」と同じ製作スタッフだったのですが、外注である「曖昧ミーMIND」によって成長した美勇伝の姿を見たつんく♂氏が今度はW(ダブルユー)の成長の場としてこの製作スタッフに外注したのかもしれません。その後、成長した美勇伝は高い表現力の必要な「ひとりじめ」という曲を発表しています。
Missラブ探偵」がシングル曲である意味は、今後の方向性でもある子供っぽいイメージの脱却をお茶の間に印象付ける為ですかね。
昨日も書きましたが、この楽曲の一番のポイントはつんく♂プロデュースいわゆる親元を離れて、今までと違う製作スタッフに囲まれ見知らぬ製作スタッフとプロのアーティストとして仕事をしたコトによって、W(ダブルユー)の二人がアーティストとして大きな自信を掴んだコトだと思います。そういったプロのアーティストとしての自覚を促す為につんく♂氏はあえて外注をしたのかもしれません。“可愛い子には旅をさせろ”ってな感じでね。
その結果、亜依ちゃん自身も自らの成長を感じているからこそ「まさにここから始まるって感じですよね(笑)」という発言をしているのでしょうね。大きな自信を掴んだ様子が伺えます。
オレは基本的につんく♂氏を信頼しています。上記のようにW(ダブルユー)では多くの名曲を生み出してくれたし、「恋をしちゃいました!」「晴れ雨のち好き」などで、その時々の亜依ちゃんの良さを存分に引き出してくれましたからね。
今後、アーティストとして一回り大きくなったW(ダブルユー)がつんく♂プロデュースに戻った時に、今までのような師弟関係ではなくプロデューサーとアーティストという対等に近いの関係で楽曲製作をするコトとなると期待しています。
そして、その作品が今まで以上にW(ダブルユー)らしい素晴らしい作品になると確信しています。
なにはともあれ、新曲「Missラブ探偵」は今後のW(ダブルユー)を占う上では、非常に意味の大きい曲になったと思います。