喜怒哀楽な2日間 〜感動の千秋楽!伊勢崎編〜
27日の夜は知り合い宅にお世話になったので、28日はその知り合いの家から出発し現地を目指しました。前日の怒り、哀しみは尾を引いてはいたのですが、考えたって仕方のないコトなので気持ちの切り替えをしっかりしようと心がけていました。
ですが千秋楽だというのにも関わらず興奮してこない。去年の「Wスタンバイ」千秋楽の糸魚川の前日は興奮して一睡も出来なかったオレが、電車の中で居眠りをこく程、興奮はありませんでした。
そんなローテンションで伊勢崎駅に到着したのですが、会場が何処なのか全くわからない。
「さてさて、どうしたものか…」と辺りを見回すと昼公演を終えたのんちゃんのTシャツを着た人を発見。
「すいません、会場って何処ですか?」と訪ねると、その人は丁寧に地図のある場所まで案内してくれて分かりやすく説明してもらえました。右も左も分からない片田舎で人のちょっとした親切に触れるのはウレシイものですね。「やっぱりW(ダブルユー)のファンはいい人多いね」なぁんて思いましたよ。
会場まではそこそこあったのですが、どんよりとした空模様もその時の煮え切らないオレの気持ちにぴったしだったし、急ぐ理由も特別ないので徒歩で会場までのんびりと向かいました。
会場に着いて、知り合いの方々と多少話した後に入場したのですが、前日のコトもあったので席に着くとまっさきに周りのヲタの雰囲気を確認しました。でもまぁ見た目だけでは分からないので席に着いてボーっとしてると隣りの人が「ラスト盛り上がりましょう!」と声を掛けてくれました。ささいな一言だったのですが、ラスト前の興奮状態の人から言われたその一言は、いまいち煮え切らない気持ちだったオレに「これから最高の時間が始まるんだ!」と実感させてくれるには十分な一言でした。
「そうだよ!千秋楽じゃん!盛り上がろう!」
千秋楽の会場にいると実感したオレはのテンションは一気に高ぶってきて、沸き上がる会場のボルテージを肌で感じてゾクゾクしてきました。
そして開演前の場内アナウンスがベリーズ工房とW(ダブルユー)だったのですが、亜依ちゃんの声を聞いた瞬間「早く亜依ちゃんに会いたいと!」という気持ちで胸が一杯になりました。
「早く亜依ちゃんに会いたい!早く亜依ちゃんに会いたい!早く亜依ちゃんに会いたい!」
こんなにも照明が落ちるのが待ち遠しかったのは初めてかもしれません。
オレはいつもライブで最初に彼女の姿を見る瞬間を大事にしています。普段は生で見てその存在をリアルに感じられない彼女の存在を最初に認知した瞬間のウレシサは、何度味わっても素晴らしいですからね。
照明が落ち、オープニングの映像を見ながら音楽に乗らずドキドキしながら彼女の登場を待ち「ナマズナマズナマズ!」という歌いだしと共に彼女の登場。
彼女の姿が視界に入った瞬間、加護亜依という存在がオレの体の隅々まで飲み込み、すべてのモヤモヤを吹っ飛ばしてくれました。それはまさに魂が解放さてたような感じでしたし、もの凄く晴れやかな気分になりました。照明がステージを照らしたっという演出効果以上に彼女が輝いて見えましたよ。
そこからは何時にもましてハイテンションでした。オレって普段は結構ライブの内容とか覚えている方だと思うのですが今回に関してはあまり覚えていません。
ただ、解放された魂がライブという空間をおもいっきり自由に泳いでいた様な感覚で、もの凄い爽快感で心地良かったコトは心と体がしっかりと思えています。
唯一しっかりと覚えているのは「愛の意味を教えて!」で一緒に歌おうよ!みたいな感じで彼女がマイクを会場に向けたので思いっきり歌ったってコトですね。
ただ歌っているだけではなくて、「大好きだよ!」「楽しいよ!」「幸せだよ!」などの彼女に対しての全て想いを解放された魂に込めて彼女に放ちました。
アンコールの「マイハピ」の時も彼女に魂の叫びを放ち続けました。
そしてこの魂の叫びを彼女は
♪たとえ すごい 愛に つつまれても 逃げず 受け止めるから♪
を歌っている時にしっかりと受け止めてくれたと思っています。
そして彼女からの返事でもある
♪やさしく見守って いつ いつまでも〜♪
を聴き「いつまでもやさしく見守るよ!」と彼女の姿を見ながら心に強く誓いました。
ほんともの凄く爽快感のある素晴らしい時間でした。
ありがとう亜依ちゃん


こうして大宮で崖っぷちに立たされたオレは、ツアータイトル通りの「HIGH SCORE!」を千秋楽で叩き出すコトが出来ました。


悪夢の大宮終演後、知り合いのなっち大好きな方から「これは試練なんだよ」「神様は乗り越えられる人にしか試練を与えないってなっちも言ってるし、がんばりなよ」みたいな感じで励まされたのですが、大宮での試練を乗り越えたからこそ叩き出せた「HIGH SCORE!」だったのかもしれません。