なちヲタの方々が誕生日というのもあってなっちへの想いなどを語っているのを拝見していたら、オレも亜依ちゃんとの関係のようなモノを思い返してみたくなったので書いてみます。


「I WISH」


この曲がオレにとっては大きな出会いの曲でした。まぁ彼女との出会いはそれ以前だったのですが、オレの心の中に彼女が飛び込んできたのは「I WISH」をとある歌番組で見た時です。
当時のオレはというと、いわゆる人生をどこか達観したかのような醒めた考えが芽生えていました。
すでに社会人であったオレは、不況という社会背景の煽りを受けていたとはいえ、頑張ってもそれほど報われいという現実に落胆したていたし、会社という縦社会でありがちな不条理さなどにも耐えるというコトを覚えていました。それが大人になるってコトだと悟ったかのように友人に語ったりするコトでそんな自分を正当化までしていました。
社会(会社)というモノがつまらなく感じても日常生活そのものは退屈ではありませんでした。会社がいくら退屈で耐える場であっても週末になれば仲間と集まってテキトーに楽しんでいましたからね。
テキトーであっても刹那的な楽しさに身をゆだねるのも悪くなかったし、実際つまらなくは無かったので違和感はありませんでした。時折フッと刹那的な楽しさから醒めてしまっても、人生なんて所詮そんなもんだって割り切っていました。楽しくなくても退屈じゃないしつまらない訳じゃないので構わなかったんですよね。
でもそんな日常を送るうちに、オレはすべてをどこか醒めた目で見てしまい心から笑えないような奴になってしまってたんですよね。気付けばタメ息ばかりの日々でした。見た目はごくごく普通でしたが、ある意味精神的には相当病んでいたのかもしれません。
心から笑えないコトほどつまらないコトはありません。


「I WISH」


当時のオレにとって「モーニング娘。」というのは、リリースされたCDを買うといった好きなアーティストの1つに過ぎない存在でした。でも「加入・卒業」を繰り返すドラマ性や、「ASAYAN」内で展開されるドラマ性などに1アーティスト以上の関心は持っていました。カワイイ娘が揃っていたしね。まぁいわゆる普通のファンだったって感じですかね。
しかし、とある歌番組を見ていた時に亜依ちゃん
「でも〜笑顔は大切にした〜〜い♪」
を聴いた時にもの凄い衝撃が走りました。彼女のコトがもの凄くカワイイとかそういったのとは違う衝撃です。
笑顔を忘れつまらないヤツになっていたオレに、12歳の少女は「笑顔は大切にしたい」と歌いかけてきました。12歳の少女に心を揺さぶられるなんて思ってもみなかったけど、12歳の純粋無垢な表情で歌っている姿だからこそ、純粋に「笑顔を大切にしたい」という歌詞が心に響いたのかもしれません。
そして「笑顔を大切にしたい」と歌う彼女の姿が、笑顔を忘れていたオレに笑顔が大事だというコトを教えてくれました。
彼女を見ていればオレは本当の笑顔を取り戻せると直感的に感じたのかもしれません。とにかく彼女の笑顔が見たくてしょがなくなり、気付けば彼女の虜になっていました。
そして彼女の笑顔を生で見たくなりライブに足を運ぶようになり「彼女の笑顔」を見るコトによって得られる心の底からの充実感・幸福感によって、オレは「笑顔」を取り戻すコトが出来たのだと思います。
もちろん当時と比べたら彼女の成長と共にオレの思想などにも変化はありますが、「彼女の笑顔」が大好きなコトは今でも変わりありませんし「彼女の笑顔」がオレに与えてくれる充実感・幸福感を、それよって得られるオレ自身の「笑顔」をこれからもずっと大切にしていきたいです。
人生山あり谷あり。これからも色々なコトがあると思います。
でも笑顔は大切にしたい 愛する人の為に…


私は「笑顔」がスキ…笑ってたらホントに優しい気持ちになれたりスルから…
幸せな気分になれたりスルから私わたーっっくさん笑ってました…
(※卒業ヒストリーアルバムのコメントより)


笑顔でいれば幸せになれるから
優しい気持ちになれるから
明日もあなたの笑顔が見たいから
今日も優しい人になろう
(※「U+U=W 辻希美+加護亜依」あとがきより)


彼女がこういったコトを書いている所からも、「笑顔を大切にしたい」と歌う12歳の少女の姿を見て直感的に感じたコトは間違いではなかったと確信しています。