昨日「ハロ☆プロ パーティ〜!2005 〜松浦亜弥キャプテン公演〜」を観に行きました。FCイベント浮かれポンチ状態だったのでチケットを抑えるのを忘れていたので行くのは諦めていましたのですが、ハロモニの亀井さんを見てゲラゲラ笑っているとラビンさんから電話がありチケットがあるとのコトで急遽観に行くコトに。琵琶湖に行こうと決心を決めていたので、急だったのですが感謝です。
ライブの感想を書く前にまずお詫びをしときます。6/7付の日記でいわゆる「カラオケコン」と呼ばれているコトに違和感を感じていると偉そうに書いてしまったのですが、いざ実際自分で観てみるとそういった言い方をしている方々の気持ちが痛いほどわかりました。「百聞は一見に如かず」とはまさにこのコトですね。
ではざっと感想でも書きます。
まぁ合同コンという形態やいろいろな方の感想からある程度はイイ意味でのいい加減さを持っていれば楽しいライブになると思っていました。あいぼんブギトレを観るというという明確な目的がありましたし、やっぱり彼女に会えるのはウレシイので開演前のドキドキ感はいつもと変わりませんでした。FCイベで近づきすぎた反動はそれほどなかったので一安心。
時系列で語るのが苦手なのでテキトーに行きます。
率直な感想は「カラオケコン」と言う方々と同じく物足りないです。
やっぱりアーティストパワーを感じられる部分が希薄なんですよね。いや感じられるんですが、そういった感覚が高まった次の瞬間は拍子抜けになるんですよ。
オレの中で一番そういった部分を感じたのはあややのソロ楽曲「ずっと好きでいいですか」「LOVE涙色」「桃色片想い」と続くあやや度の濃い時間帯でした。
あややのステージを色濃く感じるのは去年の代々木以来でしたし、その時はかなり良いステージを見せてくれたので、ある程度期待はしていました。春のツアーの評判も良かったしね。
しかし「ずっと好きでいいですか」を聴いている時にもの凄い違和感。彼女の歌い方が妙にトゲトゲしく感じ、歌手としてやっていくと吹っ切れたコトが逆に枷となりかなり攻撃的になってしまったのではないか?と困惑してしまう程でした。しかしそれはオレの彼女に対する自分の鞘におさめたちっぽけな松浦亜弥像だったというコトは次の「LOVE涙色」を聴いてスグに気付きました。何度も歌いなれたこの曲はオレも何度かは観ています。しかし過去聴いた印象なんかと比べ物にならない完成度の高さ。歌い慣れているからこそ出せる余裕と、その瞬間にかける気合いがこもった、全身全霊を掛けて歌う松浦亜弥の姿は圧巻でした。今まで彼女から感じていたカリスマティックとは異質のカリスマ。まさに歌手松浦亜弥でした。すげぇ!すげぇぞ松浦亜弥!そして次の曲「桃色片想い」は前2曲とは明らかに違った雰囲気の昔のカワイイあややのカリスマティックの代表曲です。そんな曲でどんなオレの知らない松浦亜弥が観れるのか!とすっかりあややモード。しかし、「あ、行くよ」と共にあややの両脇からW(ダブルユー)の登場。大好きなあいぼんがステージ上にいるのにあややに集中できる訳がない。瞬時にオレの気持ちはあいぼん桃色片想いモードにシフトチェンジ。なのですっかりあややモードは尻つぼみに終わってしましました。
メロン記念日に関しては「肉体は正直なエロス」はあややに持って行かれた感がありましたが、あやや込みであっても5人のステージはアラブかなんかの宮廷貴族になったような気分にさせてくれるなんともゴージャスで官能的な世界でした。余は満足じゃ!あとはオレを団扇で仰いでくれる美女がいれば言うことナシ!
そしてステージ上がメロンだけになった時の存在感は相変わらずありましたね。ゲズト出演などに慣れているので素早く自分達の世界に客を引き込む術には長けているのでしょうね。メロンのメンバー達が客を見る時の表情が友達をみてるかのような身近な表情なのも自然と入り込める要因なのかな。純粋にメロンだけのステージは「赤いフリージア」「This is 運命」だけだったですが彼女達のパワーはやっぱり凄い。スゴク楽しませてもらいました。印象的だったのは前列にいた親子3人の母親が「This is 運命」の時にもう我慢出来ないと言わんばかりにノリ始めたコトですかね。メロンにはいわゆる一般人を巻き込む程のパワーがあったというコトでしょうね。
そして我らがW(ダブルユー)はというと…。ロボキッスで先制パンチを食らいました。あややと3人で歌うってコトは知っていたので覚悟は出来ていたのですが、予想以上に凄まじい違和感。いやね、あの曲ってダンスなども込みであの2人だからこそ成り立つ曲なんですよ。「双子じゃないのに双子みたい」な2人だから作り出せる世界観なんですよ。それがW(ダブルユー)の醍醐味なんすよ。だけどね、キレイなお姉さんも一緒なんですよ。キレイなお姉さんと一緒にW(ダブルユー)が遊んでるだけみたいなんですよ。
別にオレはオリジナル至上主義ではないのですが、オリジナルに異物が混入してオリジナルの良さを消してしまっている様はあまりいいものではありません。思い入れの強い曲だけになおさらです。
観ながらW(ダブルユー)の2人はとても楽しそうだし、あいぼんも抜群にカワイイのだから別にいいだろオレ!なんて思いながらもオレの観たかったW(ダブルユー)はこんなW(ダブルユー)じゃない!などというせめぎ合いがありました。ただこのステージでW(ダブルユー)の醍醐味は感じるコトは不可能だと思いました。
続いての「愛の意味を教えて!」はやっぱりW(ダブルユー)だけなのは素晴らしい。のんちゃんブルルン!あいぼんブルルン!オレもブルルン!ってな感じで、後味の悪い「ロボキッス」を観たあとなのにすぐに切り替えスイッチを入れてくれました。息のあったW(ダブルユー)ならではのカワイイダンスが炸裂!すげぇよ!すげぇよW(ダブルユー)!すげぇカワイイよあいぼん!ホント見てて笑顔絶え間ない状態でした。
次に「デコボコセブンティーン」。情熱的な歌詞のこの曲を、W(ダブルユー)ならではの左右対称のダンスで可愛くもセクシーに表現。これぞライブなどでしか観れないW(ダブルユー)のもう一つの素晴らしさ!
「見たかあやヲタ!メロンヲタ!オレらのW(ダブルユー)はカワイイだけじゃないんだぜ!」などと思い気分はすっかりW(ダブルユー)モードで上機嫌!…なのもつかの間…。W(ダブルユー)だけのステージはコレで終了…。なんとも消化不良でした。
あとW(ダブルユー)に感じたコトは、会場にはあややファン、メロンファンがいるのを気遣ってなのか「松浦亜弥キャプテン公演」というのを意識してなのか、いわゆる外向きの顔というか、「キャラメル」で感じたファンに対して仲間感を感じさせてくれるような表情があまり観られませんでした。こういうのも物足りなさを感じた一因だと思います。やっぱり単独じゃないと満足できないのかなぁ…。
いわゆるハロプロ内カバー楽曲についてなんですが、モーニング娘。の楽曲をあやややメロンが歌う様にはもの凄い違和感でした。先週なっちの℃-uteを引き連れての「ザ☆ピース」を観た時に、彼女を姿を通してなっちがいる時代のモーニング娘。のような物を観れたのがもの凄く良くて印象的だったので、あやややメロンが歌っても何の味気もない物と感じてしまいました。またW(ダブルユー)からもそういった元モーニング娘。の輝きは感じられませんでした。やっぱり辻加護在籍時からソロでモーニング娘。と双璧を成すあややが同一ステージ上にいると輝きにくくなってしまうのも仕方ないですかね。なっちの場合は℃-uteといういわば未熟なメンバーを従えていたからなっちが際だってよく見えたというのがあるでしょうしね。
その他のハロプロ内カバー楽曲に関してもオリジナルの幻影がちらつきましたね。この辺は初めてだったせいかもしれませんが、慣れてこういた幻影が消えるってのもなんか違う気もしました。
しかし「ブギートレイン'03/加護亜依」「ね〜え?/辻希美」は違いました。
彼女達らしさが存分に発揮された素晴らしいステージでした。ソロだからってのもあるかもしれませんが「加護亜依」「辻希美」の圧倒的な個性が成せる業ですね。登場するなり会場一体を自分色に染めるパワーは流石です!1曲ずつのソロ楽曲で自分の個性を存分に発揮して会場を「あいぼん色」「のんちゃん色」に染めきった2人がW(ダブルユー)らしさがイマイチ発揮出来なかったのがなんとも皮肉なものです。W(ダブルユー)の「加護亜依辻希美=∞」を存分に感じられるライブを早く観たいですね。
まぁ悪いトコばかりじゃなくイイトコもあるライブなんのですが、総合的に煮え切らない、終演後に爽快感が薄いライブでしたね。とてもじゃないけど「バンザ〜〜〜イ!」な気分にはなれませんでしたよ。
ただあいぼんは抜群に容赦なく可愛かったです。完敗までは行かなかったけどね。